Case Study
まちびらき前からのファンづくり
~コミュニティ運営の当事者へ
大阪府の箕面市東部から茨木市北部にまたがる広大な丘陵地において、自然と調和した住環境、文化学術や研究開発、国際交流、 産業集積といった特色ある機能を組み込んだユニークな都市づくりが行われている国際文化公園都市・彩都。フォーシーカンパニーは、この彩都にまちびらき前の情報発信から携わり、住民入居後のコミュニティ醸成、そして自社保有する里山や菜園、コミュニティカフェの地域への開放など、約20年間にわたり深く関わりつづけています。コミュニティ開発と住民を主体にしたコミュニティ活動のサポートに徹する他所とは異なり、彩都ではフォーシーカンパニーもコミュニティ活動の当事者でありつづけているため、彩都における活動はいわば私たちのライフワークと言えるのです。
■まちびらき前からの情報発信
彩都のまちづくりの重要なコンセプトに位置づけられていたのがコミュニティ。まちびらき後のコミュニティ形成を見越して、住宅地販売前から新しい街・彩都の魅力を伝えるために彩都の情報発信サイトを立ち上げました。開発の進捗状況を伝える360度の写真を毎月更新したり、周辺地域に住む著名人のインタビュー記事を掲載するなど、血の通った生の情報を届けることにこだわりました。またサイト上でアンケートを実施しその結果をもとに住宅企画への反映をしたり、3年後の彩都の暮らしを想像できる近未来小説を連載したりと、彩都での暮らしへの期待が醸成されるようなコンテンツ作成にも力を入れ、サイト登録者は約3,000名を超えました。住宅販売がスタート後は住宅販売のプロモーションサイト、契約者専用サイト、入居者サイトと順次開設。段階に応じてターゲットや契約者をフォローし、田植え体験などのリアルイベントも開催することで彩都への期待や愛着を高めることに成功。住宅販売の契約者のうち約40%がサイト登録者でした。
■彩都内のコミュニティ醸成
まちびらき後は、コミュニティ運営組織「彩都スタイルクラブ」の事務局、エリアマネジメント会社 「一般社団法人コミュニティ彩都」の運営など、地域交流活動の企画運営に携わっています。
「彩都スタイルクラブ」の大きな特徴は、マンションブランドや一戸建ての枠を超えて、共用施設を相互に利用し合えたり、同じイベントや講習会に参加できたりと、彩都の住民が相互に交流できる仕組みがあること。日々のさまざまな活動やコミュニケーションを通じて、多くの住民にまちへの愛着が培われています。