Case Study
シェアスピリットが息づく
スマートシティを舞台にしたまちづくり、自治会移行
ふなばし森のシティ(船橋市)
「ふなばし森のシティ」は17haの工場跡地再開発として、緑にあふれ多世代の暮らしを豊かにする街を目指して、船橋市により地区計画が策定されました。約1,500戸の住宅やサービス付高齢者住宅といった住機能だけでなく、商業施設、医療施設、銀行、保育施設、さらには5つの公園・緑地を配置したひとつの街としてのエリアマネジメントが行われたことが特徴です。
フォーシーカンパニーは、プロジェクトのプランニング段階から参画。どのようにまちづくりをすすめていくのか、住民だけでなくエリア内の各企業をどのように巻き込んでコミュニティを育てていくのか、といった根幹の部分から議論に参加し、仕組みづくりを行いました。一般的には住民が増えてきた場所に商業施設や銀行、医療施設ができる。でも、この街には最初からそれらの施設が入る。つまり、住民だけでなくそれらの企業や組織も街の主役であるということが、重要なポイントだと捉えました。ディベロッパーだけでなく、大学の教授や自治体とも協同し、住宅の入居開始前から「森のシティ街づくり協議会」の立ち上げを支援。まちびらき後は「住民にとって、ただ利用するだけの施設。施設側にとって住民はただのお客さん」という関係を超えて、互いにパートナーとして融合できる存在になることを目指し、街のビジョンを共有するための活動を支援しました。私たちがあれこれ企画するのではなくヒントを投げかけて、街の主役である住民や企業の自発的なアイデアを引き出すように働きかけることで、さまざまな企画やイベントの実施を実現しました。